学園ブログ

高等部2, 3年生 精進講話

九月七日水曜日のLHRを利用し、高等部二、三年生の精進講話が行われました。以下、生徒の感想です。

 

「自分との対話」をテーマに、本校初代校長川村理助先生の本『如是集』や建学の精神である捨我精進などを例にしながら教頭先生にお話しいただきました。

私達は何のために生きているのかといった質問を度々投げかけられては、自分で考えて話し合いをする時間が与えられましたが、二学年とも盛り上がるほど話せていたのが印象的でした。

今回の精進講話を聞いて、改めて「自分は大切」と基本的なことを実感しましたが、これが案外全てのように思えます。

私はここ数年、人の意見を受け入れるということの強制力が強まっているように感じていました。本来手段のはずが、受け入れること自体が目的になって双方が納得する折衷案を出す話し合いは姿を消し、どちらかが納得して相手に合わせる話し合いが行われている。けれども前者は時間がかかりすぎるし、最後まで結論が出ないかもしれないから、後者となってしまうのも仕方がないのだろうか。迷っていましたが、やはりそうではありません。「自分は大切」だから無理に意見を曲げてはいけないし、同じように「自分は大切」な他人の意見を無理に曲げてはいけないと意思を固めることができました。

これからも忙しい日々が続きますが、どこかで一度深呼吸をして自分と向き合える冷静さをもって過ごしたいです。

(高等部三年 M.O.)