学園ブログ

高等部2年九州学習体験旅行 第6日目

6日目最終日。
2日間お世話になったホテル、そして長崎を後にして向かった先は、佐賀県名護屋城跡・名護屋城博物館。九州最後の講演会では学芸員さんと韓国出身の国際交流員さんからお話を伺いました。館内見学時には写真撮影をする生徒もいました。国際交流委員さんは日本が大好きとおっしゃっていて、とても嬉しい気持ちになりました。

また、実際に名護屋城跡から壮大な海を一望し、日韓の交流の歴史や、当時築かれた名護屋城と城下町のありさまに、思いを馳せることができました。

そのあと、呼子でケンサキイカをお腹いっぱい食べ、福岡空港に到着し、5泊6日私たちと一緒に過ごしてくださったガイドさんと運転手さんにお礼をしました。羽田空港行きの飛行機に乗り、九州にお別れを告げた時は、少し名残惜しかったです。

6日間を通して、国際関係・理想の環境・平和について考え、学ぶことができました。
一度延期されたこの旅行を無事終えることができ、天候にも恵まれ、一生忘れられない最高の思い出となりました。

この旅行に関わってくださった全ての方々のおかげで何事もなく楽しい旅にすることができたと思います。
そして最後に。私たちのために全力で支えてくださった先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございました!

(学習体験旅行委員)

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5日目に被爆者の方々による講演を聞きました。

学習体験旅行のブログの締めくくりとして、最後に書き添えることとしました。

当時6歳で被爆された、城臺美弥子さん。
投下直後の様子や核兵器の恐ろしさ、平和について、私たちに問いかけるように語ってくださいました。今、平和に生活できていることに感謝して過ごしていきたいです。

松尾幸子さんにお話を伺い、11歳で被爆された時に負った怪我や、街の状態を聞き、改めて戦争の悲惨さを感じました。そして、思い出すだけでも辛い当時のことを、語り部として私達のような戦争を知らない世代の人に講演を続けていらっしゃる姿に心を打たれました。もう二度と戦争が起こらない平和な世界が訪れてほしいと思います

被爆した奥村アヤ子さんの講演に参加しました。奥村さんは心の傷と体の傷は消えることはない、戦争は二度としてはいけないと訴え、とても心に響きました。また、講演を通して家族と一緒に過ごせることや学校に通えることへの喜びを噛み締めながら生きていかなくてはならないと思いました。

小峰秀孝さんからは、被曝したことでこれまでに受けた、いじめや差別の事実を伺いました。また、「人間やろうと思えばなんでもできる」というメッセージを私たちにくださいました。
たくさんの苦難を乗り越えてこられた小峰さんから直接話を伺えたことに感謝して、いただいたメッセージを胸にこれからも平和について考えていこうと思いました。

(学習体験旅行委員)