学園ブログ

中2教科横断型授業 国語×美術 ~君は「最後の晩餐」を知っているか~

中等部2年の国語の授業で、美術との教科横断型授業を行いました。

今学期、国語で扱った「君は『最後の晩餐』を知っているか」という評論は、レオナルド・ダ・ヴィンチが絵画の科学を駆使して描いた「最後の晩餐」という絵画を「かっこいい」と評し、そのように思わせる要因を具体的に説明した文章です。本文読解などを終え、本教材のまとめとして実施した今回の教科横断型授業では、美術的な観点で絵画を鑑賞し、それを踏まえて、絵画に描かれている人物の心情を捉え、本文の中で筆者が述べている「絵を読む」という考え方を生徒たちが実践しました。授業の最後には、生徒たちがそれぞれの人物になりきり、「最後の晩餐」の絵画を再現し、班ごとに写真撮影を行いました。

実際に再現をするとき、生徒たちは、絵画と見比べながら、顔の角度や手の形など、細部までこだわったり、小道具を使ったりするなど、短時間ながらも工夫を凝らしていました。

生徒たちは楽しみながら学ぶことができたようで、「実際に演じたり、他の班の写真を見ることで、より絵の中にいる人物の感情を読み取ることができた」や、「思っていたよりも気持ちを顔や手で表現することが難しかった」といった声が聞かれました。

(芸術科:長峰歩、国語科:伊藤亮)