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高大連携プログラム 高等部1・2年対象「医療系の学びを知る」を開催しました

2022年12月15日(木)2学期期末考査の最終日の午後、高等部1・2年の生徒対象「医療系の学びを知る」を開催しました。

第1部の医学部医学科ガイダンスでは、医学専門予備校 富士学院の島田剛敏さんからお話を伺いました。医学部医学科入試の特徴について、さまざまな視点から分かりやすく説明してくださいました。

医学部の入試は、大学ごとに入試内容(問題の難易度や出題範囲、受験科目数、配点など)が大きく異なり、面接試験や小論文が課されます。そのため、模試や学校の成績が良いからといってそのまま合格に直結しないのが特徴だそうです。近年は現役受験生の割合が高く、多くの大学が総合型・学校推薦型入試に募集人員を割いています。最新の入試情報を得て、しっかりと対策を立てて臨めばチャンスがあるとおっしゃっていました。また医学部受験は、「医師になるための就職試験」なので、面接試験が重視されていますが、面接で問われること(コミュニケーション能力、志望熱意、医師としての「適性」)だけでなく、その対策についても丁寧にアドバイスをしてくださいました。

志望理由を話してもらうと、医師になりたいと思ったきっかけだけで終わってしまう受験生が少なくないそうです。医師になるという自覚や覚悟を持ち、しっかりと自己分析しながら学科・面接・小論文の具体的な総合対策を行うことで、将来医療に携わる者として成長していってほしいというメッセージがよく伝わりました。

「卒業生に聴く」では、本校から北里大学看護学部へ進学した卒業生が、オンラインにて大学生活や学習・実習内容などについてお話してくれました。また講演会の最後には、同じく北里大学医学部へ進学した卒業生もメッセージを寄せてくれました。

第2部の医学部医療技術系ガイダンスでは、北里大学入試センターの美坂薫さんが医療系の学びと仕事について詳しく紹介してくださいました。

北里大学では多岐にわたる医療分野の教育・研究活動が行われていますが、さまざまな医療従事者(医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師・臨床工学技士・診療放射線技師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士)になるための大学での学びと資格の取得方法、そして将来の多様な進路選択まで、とてもよく理解できました。

最後に、2023年4月に開始する北里大学で未来工学部データサイエンス学科について話がありましたが、これからの医療の未来についても興味が広がりました。(進路支援部)