学園ブログ

高3教科横断授業 英語×美術×社会

1月より、進路の決まった高3向けの教養講座を行っています。今日は、英語×美術×社会の教科横断授業「新聞記事や報道写真を読み解く~語学、美学の視点から~」を実施しました。この授業では、2001年に米国で起きた同時多発テロの新聞記事や報道写真を見て、様々な角度から考察を行いました。

最初は英語から。英文の新聞記事を読んだり、新聞記事の報道写真を見て、その見出しを当てるクイズなども行いました。
英語でディスカッションをする部分では、身振り手振りを加えながらもたくさん意見を出すことができました。

 

次に、美術から「報道写真はアートか?」という問いを投げかけました。
生徒たちからは、「構図が工夫されている」「色が編集されている」「ただの記録ではなく、美しいものに見える」などの意見が上がりました。

 

最後は、社会から。「美しい」という概念について考えてみました。
生徒たちにとって「美学」に触れるのは初めてのこと。真剣なまなざしで聞き入っていました。

  

生徒の感想より抜粋①
いつもと違った見方がとても役に立つ内容でした。
アートと報道写真は様々なことを想起させる面、悪い方向にも良い方向にも伝わることがあるという気づきがありました。
写真も言葉も伝える手段であり、発信者の予想を超えた伝わり方もあると思います。一つの出来事を色々な視点から考えることが重要だと思います。

生徒の感想より抜粋②
参考文献を読むために言語を学ぶというのは理にかなっていると思い、それをモチベーションに頑張ろうと思った。
英語を読む力が落ちていると思った。 この間、東京の摩天楼を見に行ったとき、「ワーォ」としか思わなかったが、
たしかに何故か心が動いた。それが崇高だったと今日わかったので良かった。

生徒の感想より抜粋③
自分が普段何も考えずに感じている美と崇高の概念を詳しく知ることができたことが面白いと感じました。
芸術にも様々な美しさがあり、美は場合によっては悪い方向に行きうるということを知ることができたと思います。

今日の授業を受けて、色々なことにアンテナを張るきっかけになり、それぞれの学びに繋がっていくとよいと思っています。
(英語:山本、柴生 社会:大金 美術:長峰)