新中学1年生が図書館ですごす日
- 図書館教育
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桜が満開になった昨日、来月から新中学1年生になる生徒たちが図書の貸し出しにやってきました。
午前中だけの開館でしたが、9時になると次々に新入生たちがやってきました。12時までに続々とみなさん来てくださりなんと一日で141冊もの貸し出しがありました。
実は本校では、2月11日の新入生説明会の日にも貸し出しの時間をつくりました。
昨日の開館日は、新中1だけの特別貸し出し日でしたので、前回にも増して多くの人が貸し出しをしました。
借りるだけではなく、ゆっくりと本棚を見て回ったり、おうちの方とお話をしたりする姿も。
小さな妹さんもきて、図書館にある絵本を読んだり、巨大な地球儀をまわして遊んだりもしていました。
この「新中1のための特別貸し出し」という企画は、数年前より始めました。
入学前に学校に来る機会をつくり、はじめての電車通学にむけて電車に乗る練習や通学路の確認をして、親子ともに安心を感じてもらうことを目的としています。そのため、保護者やきょうだいと一緒に来る人もいました。
また同じ小学校のお友達と一緒に、子どもだけでバスや電車を乗り継いで来た方もいました。
新入生に、初めて電車に乗って学校に来た感想を聞いてみました。
「とっても緊張しました。」「ちょうど乗っていた多摩川線で急病人の方がいて、救助が入ったので電車が遅れました。でもすぐに助けが来てよかったです。いろいろなことがあるのが電車なんだなと分かりました。」
図書館の様子については、こんな感想が。
「合格者説明会の日には忙しくて、前はゆっくり見られなかったけれど、今日はゆったりといろんな棚を見ることができました。やっぱり小学校とは違って、いろんなジャンルの本があるのだなぁ。」
「返却の仕方も小学校とは違っていました。小学校では、カウンターに本を持っていったら、自分でその後本棚に本を戻すのが決まりでした。中学校では違うと知りびっくりしました。」
「館内のパソコンを使って蔵書検索の仕方も少し教わりました。家でもやってみたいです。24時間いつでも調べられるんですね。楽しかったです。」
こちらは、昨日新一年生から返された本の一部です。
↓ いい本、いっぱい選んでますね。
開館時間は短い時間でしたが、それぞれの発見があったようです。少しでも学校や学校図書館に親しみを感じてもらえたらうれしいです。図書館は誰でもいつでも使える第二のクラスルーム。自分のお気に入りの席、棚、そして本を見つけにどしどし来てください。
ちょうど田園調布駅から学校まで歩く途中には桜並木があります。満開になったソメイヨシノの列。昨日は文字通りピンクの道になっていました。
保護者の方の貸し出しも、本校ではできます。公共図書館では200人待ち、というような本でも、本校ではすんなり貸出できることも。この制度は保護者の方にも人気があります。保護者カードの申し込みも昨日は約20組ほどありました。お嬢様といっしょに、6年間、読書を介したコミュニケーションがいよいよ深まることを祈っています。
(図書館 二井)