学園ブログ

高2九州学習体験旅行5日目

とうとう5日目を迎えました。旅もあっという間に終盤です。昨日の雨から一転、快晴の早朝下、多くの人が朝食前にホテル前の岸辺での散策を楽しみました。

本日は午前中に水俣病に関する講話を聴きました。患者家族である杉本さんと、漁師で水俣病の支援者でもある中村さんの病に対する葛藤と水俣の地を復興させたいという強い思いを伺うことができ、とても勉強になりました。中村さんと杉本さんのやり取りを聞いていると、小さな頃から知っていることがよくわかり、お二人の深いところで気持ちの通った関係に胸が暖かくなりました。講話の最後に杉本さんが、「今までは水俣病から水俣へだったが、これからは水俣から水俣病へ」とお話しされていたことが、とても印象的でした。

昼食は仙巌園の芝生でお弁当と鹿児島名物のじゃんぼ餅を食べました。とてもよく晴れていたこともあり桜島もよく見え、とても良いランチタイムでした。

 

午後は薩摩焼の当主である第15代目沈壽官氏からお話を伺いました。朝鮮と日本の薩摩焼の歴史に始まり、薩摩焼の技術の特徴まで、様々な話題に接することができました。質問で私は沈壽官の名を継ぐことになった時の心情をお聞きすると、「成功しようとは思わなかったが、後悔だけは絶対にしたくなかった」という答えをいただき、15代目沈壽官氏の強さを感じました。一番最後の質問で挙がった「薩摩焼の魅力は何ですか」という問いに対して、「生地を見て欲しい」という答えと共に、「時代は螺旋を描くように動いているが、その流れに巻き込まれるのではなく、自分の軸を強く持ってその時代を生きることが大事」という言葉がとても心に響きまいた。旅行委員として、このように大きな講演会の司会をすることができて、大きな経験になりました。

明日はいよいよ最終日、鹿児島自主研修です。最後まで皆で思い出に残る良い学習体験旅行にしたいです。

(学習体験旅行委員S.E   Y.K)