高等部卒業式が行われました
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本日、第77回高等部卒業式が行われました。
講堂には194名の晴れやかな顔ぶれが並びました。高等部2年生も一緒に講堂でお祝いしました。
学校長からは、自分の人生を生きていくためには自分と向き合うこと、自分らしい生き方を模索してほしいとのメッセージが語られました。大学生の時に出会い、何度も読み返したというヴィクトール・フランクルの『夜と霧』をひきながら「人生が私たちに出す新しい問い」をつきつめてほしいとの言葉が贈られました。そして、今後辛いことがあったら、川村理助氏の「運命に従順なれ」という言葉を思い出してほしい、と締めくくられました。
在校生の挨拶もひときわ光っていました。Kさんからは、6年間のうち、中等部2年生の時代は、コロナのパンデミックにより異例の展開ではじまったこと。各家庭にパソコンが郵送され、すぐにオンライン授業が始まったこと。
高等部3年時の、全員で心を合わせて踊った御神楽のこと。友人と遅くまで残って勉強を共にしたこと。その時の5階の校舎から見た夕焼けの澄んだ明るさが忘れられないというエピソードも語られました。聞く人の心にも、その時の風景がまざまざと浮かびました。有終の美を飾れたことへの感謝と、支えてくださった周囲への感謝が伝えられました。
卒業生には、きりりとした頼もしい美しさが見えました。
これからの皆さんの活躍を大いに楽しみにしています。
各教室では、ペガサスや龍などの黒板アートが彩りを見せていました。また担任の先生への色紙やプレゼントを贈る姿もありました。
中等部2年生が毎年お世話になっている酒田市ファームステイのご家庭からは、今年も見事な啓翁桜が贈られました。春が一段と近づいたようです。
(担当 二井)