学園ブログ

【2026PWUエクスチェンジプログラム】第4・5日目:文化・社会のリアルに触れ、未来へと繋げる

4日目はPWUケゾン校での多角的な学びと現地の方との交流、そして5日目の帰国まで、生徒たちにとって視野が広がる締めくくりの2日間となりました。

4日目の午前中は、多様な授業や施設見学からスタートしました。

家庭科の授業では、フィリピンの食文化について学習。その一環として、フィリピンの伝統的なローカルフードである「バロット(孵化直前のアヒルのゆで卵)」を体験する機会がありました。見た目のインパクトに最初は少し驚いていた生徒たちでしたが、「何事も経験!」と果敢にチャレンジ! 現地の食文化を身をもって体感する、たくましくも貴重な一口となりました。

その後は、持続可能な取り組みが行われている屋上庭園を見学。スナックタイムにいただいた美味しいフレッシュジュースは、ここで栽培された素材から作られたものだと知り、生徒たちも驚いていました。また、図書館見学では日本の漫画や見覚えのある洋書を発見し、親しみを感じながら見学を楽しみました。

続いて行われたダンスの授業では、フィリピンの伝統的なペアダンスに挑戦!PWUの生徒たちが優しくリードして教えてくれたおかげで、最後には全員で素晴らしい発表を披露することができ、会場は大盛り上がりとなりました。

アニメーションの授業では「Blender」というソフトを使い、立体アニメーションの作成に挑戦いたしました。実は以前、本校の3Dプリンター活用に感銘を受けたPWUの先生がすぐに自校でも導入され、デザインした立体を実際にプリントアウトする取り組みを行っていらっしゃいます。生徒たちはPWUの生徒から操作を教わりながら、夢中になってデザインを創り上げていました。

午後からは残念ながら豪雨の影響で休校となってしまいましたが、生徒たちは最後の瞬間までPWUの生徒たちと英語でコミュニケーションを取っていました。

その後に向かったのは、フィリピンの富裕層が集まる歴史ある「ポロクラブ」です。 「ポロ」とは馬に乗りスティックでボールを打つ伝統的な競技ですが、ここでは単なるスポーツ見学にとどまらない、フィリピンの社会構造に関する深いお話を伺いました。コーディネーターの鈴木さんから、「フィリピンでは外国人が安易に土地を買うことができない仕組みがあり、現地の人々との強いパートナーシップが必要であること。そこには、どんなに貧しくとも自国を護り愛する母国愛があること。そして、お互いへのリスペクトがあってこそ真の協力関係(プログラム)が築けるのだ」というお話をいただきました。午前中に触れた食文化や貧困のリアル、そしてこのポロクラブで目の当たりにした圧倒的な貧富の差。その対比の中で「なぜリスペクトと対等なパートナーシップが必要なのか」を深く学び、生徒たちにとって社会のリアリティと人間外交の本質に迫る、非常に大きな学びの場となりました。

夕食は美味しい中華料理を全員で囲み、これまでの濃密な4日間を振り返りながら温かい時間を過ごしました。

最終日となる5日目の午前中は、巨大ショッピングモール「モール・オブ・アジア」でお土産のお買い物を満喫いたしました。

その後、全員元気に帰路につき、無事に日本へと帰国いたしました。 この5日間で本物の体験に触れ、多様な現実と出会った生徒たちの表情は、出発前よりも一回りも二回りも頼もしく、成長に満ちあふれていました。この経験で芽生えた多角的な視点を胸に、今度は「日本にいる自分たちに何ができるか」を考え、次のステップへ歩んでいってくれることを期待しています。(引率教員)

<生徒の感想>

「授業や図書館など、日本とフィリピンの学校の違いを肌で感じることが出来ました。この3日間を通して、改めてPWUの生徒と先生の優しさがとても救いになりました。」

初日と比べて相手の言葉が理解できるようになり、授業でも先生の指示が分かるようになりました。生徒とも少しずつ話せるようになり、楽しく交流することが出来ました。

「今日はケゾン校を訪れるのが2日目だったため、昨日よりもスムーズにコミュニケーションを取ることができました。ダンスの授業では、昨日出会った友達がフィリピンの伝統的なダンスを教えてくれました。次のアニメーションの授業では3Dアニメーションを作り、複雑でしたが、もっと技術を身につけて楽しめるようになりたいと思いました。」