学園ブログ

研究成果を発表~理化部~

理化部では、学年を縦割りにした班で班ごとにテーマを決めて継続的に研究しています。そして、研究の成果を、「科学の芽」賞に応募したり、東京私立中学高等学校協会主催の生徒理科研究発表会で発表したりできるよう、何度も実験を繰り返しています。

今年は2月18日(日)に第57回生徒理科研究発表会が開催され、本校からは現在ある5つの班すべてが誌上発表した上で、そのうちの1班が口頭発表しました。口頭発表した班は、ルミノール反応において、発光時間と照度の値が大きくなる最適条件を見つけることを目標とした実験をし、水酸化ナトリウム水溶液については濃度を小さくするほど発光時間が長くなり、照度が大きくなること、ルミノール溶液については濃度が大きいほど発光時間が長いが、照度は濃度が小さいほうが大きくなること、新たにホウ砂を添加すると発光時間も照度も飛躍的に長く、大きくできることを発表しました。

この班がルミノール反応について調べ始めたきっかけは、毎年新入生へのクラブ紹介でルミノール反応の演示実験をしている中で、もっと長い時間、そして、より明るく、新入生に楽しんでもらえる実験にしたいと思ったことでした。そこから原理を調べ、さまざまな文献をさがし、実験を計画して、努力を重ねてきました。

また、発表も、情報の授業やHR活動で培ってきたプレゼンテーションの力を大いに発揮し、堂々とした姿ではきはきと話すことができました。

今後も興味を持ったことをとことん調べ、研究していく楽しさと、それを外部で発表することの喜びを大切にしてほしいと思います。

(理化部顧問 本間)