学園ブログ

調べ方あれこれ

中等部1年生は理科の授業で、身近な花の名前を調べています。図書館でも調べ学習のサポートとして、教室で出張授業を行いました。司書教諭が持ってきた菜の花を目の前で調べていきます。まず、図鑑を使いました。「図鑑を手に取ったとき、最初にどこを見ますか?」という質問に、「目次!」と何人かの声が上がりました。目次の他を尋ねると、「……索引」という声が上がりました。1冊目の本に書かれていたことでも、別の本を見てみると、異なる説明があります。数冊の本にあたっていくと、自分の調べたい花について情報が集まってきました。また、インターネット検索の利点、弱点も全員で確認しました。情報の速さと比例して、中身の不確かさ,責任の所在が不明になる可能性がある事を、初めて知った人も多いようです。参考文献の書き方については、これからいろいろな授業で繰り返し行い、身につけていきます。しらべ学習は、ひとりで完成するものではありません。先生、司書の力をたくさん借りてほしいと思います。わからない事も含めて、調べた過程すべてが本人の力になっていきます。

(図書館 二井・松井)