学園ブログ

中1土曜プログラム 「音のない世界を知ろう」

本日は第4回目の土曜プログラム(コアプログラム)が行われました。

中等部1年生のコアプログラムでは各クラスで5つの講座を巡っていきます。本日は「障がいをもつ人とともに生きる ~音のない世界を知ろう~」の講座をご紹介します。

私たちが日頃使っている対面での意志の伝え方にはたくさんの方法があります。声に出して伝える・文字に書いて伝える・身振り手振りで伝える・表情で伝える、などの方法があります。聴覚に障がいがある方々にとっては、声にだして表現できない方々もいます。そのようなときに使われるのが「手話」です。

本日は2名の先生方にお越しいただきました。1時間目は先生方に手話同士でのコミュケーションを見せていただいた後、手話で自己紹介をする方法を一人ひとりの名前に対応させて教えていただきました。2時間目は生徒が手話で表現してみたい言葉のリクエストにも先生方に対応していただいたき手話への興味を更に膨らませた後、手話を使わず口の動きだけで相手に思いは伝わるだろうかという実験をして手話がいかにコミュニケーションに役立つかを学び、最後は先生の実体験をお話してくださいました。今回の講座を受講したことによって、生徒は手話を身近に感じることができ、自分たちだけでも練習してみるなど「もっと手話を知りたい」という意欲が窺えました。

また、手話だけではなく、相手に伝えるときには「自分が考えたままの伝えるスピードだと相手にはわかりにくい事が多いですから、ゆっくりと伝えることを意識しましょう」とも教わりました。「ひとを思いやる心」の大切さも改めて教えていただいた貴重な時間となりました。

 

中等部1年担任 加藤