学園ブログ

中等部3年生 学習体験旅行 (4日目)

今日は班別自主研修でした。各班が決めたルートで京都市内を巡りました。班が決めた研究テーマに沿って、観光地を巡り、事前に取材のお願いをして許可を頂いたお店に伺いました。

私たちの班では「貴族の副食」というテーマで、「老松」という和菓子屋さんに行きました。和菓子の職人さんに質問をさせていただいて一番印象に残ったことは、「昔の貴族と庶民のお菓子の違いはなんですか。」という質問に対しての答えで、「昔は砂糖が貴重だったので、貴族しかお菓子を食べることしかできなかった。」ということです。今は当たり前のように食べているお菓子ですが、昔は一部の人しか食べることのができないものであることを知り、とても驚きました。これは、昔に比べて現代では、砂糖を他国から輸入することができるようになったため、お菓子を毎日食べることが出来るようになったのだと考えました。

このように、今と昔の食の違いを知ることで、日本の食文化の変化や歴史的な背景まで知る事ができたので、この旅行を機に、砂糖以外の食べ物についても調べてみようと思います。

嵐山では、渡月橋の後ろに山々が色鮮やかに覆い尽くされていて、紅葉がとても綺麗でした。勤労感謝の日で祝日ということもあって、日本人や外国人の人々で街がとても混み合っていました。

私たちの班は、京都で様々なお店に行きましたが、一番印象に残っているのは京漬物・千枚漬の専門店です。漬物と言っても、漬ける野菜や方法によって、色・味が異なり、それぞれの食材の良さが表れていると思いました。専門店では様々な種類の漬物を試食して購入することが出来るので、自分好みの漬物を探し出せるところが面白いと思いました。

この他にも移動中の市バスでは、タイ人の人に話しかけられて、英語でコミュニケーションをする場面もありました。班ごとで地図や標識を頼りに、慣れない公共機関を使って行動することは、時には戸惑うこともありましたが、1日を通して班別自主研修だからこそ、京都だからこそできた経験や体験をする機会がたくさんあったので、今日1日だけでも少し成長できたように思います。

明日は最終日で、タクシーを使った自主研修です。今回の旅行で学んだ様々なことを活かして、思い出に残る旅行にしたいと思います。

<学習体験旅行委員 中3>