学園ブログ

歌声よ響け!~中山晋平先生の童謡を歌う~

中等部一年生の音楽では、学習体験旅行で行く志賀高原での本番に向けて、合唱練習が行われています。

志賀⾼原では、本校の校歌を作曲した中⼭晋平先⽣の生家と記念館に⽴ち寄ります。
そのホールで、校歌をはじめとする数曲を披露する予定となっています。
中山先生の代表作には、「兎のダンス」、「シャボン玉」、「証城寺の狸囃子」などがあります。
お囃子(おはやし)から発想される「ピョンコ節」の軽快なリズムに合わせて楽しく歌うことが出来ます。
これらの音楽は童謡と呼ばれており、日本人の心が描かれています。
童謡とは、どのように発展していったのでしょうか。

中山先生の先輩にあたる高野辰之という国文学者がいますが、高野辰之作詞岡野貞一作曲の「ふるさと」はとても有名です。
そのほかにも「春の小川」「おぼろ月夜」などがあります。どの曲も心象風景を映し出す美しい曲ですが、少々堅苦しいイメージがありました。このため、親しみやすいテーマやリズムで、子どもの心に寄り添う童謡が生まれ、今も歌い継がれています。

中⼭先⽣は、北原⽩秋、西條⼋⼗、野⼝⾬情など、詩⼈たちと友好関係がありました。そして、作曲家の本居長世らと共に童謡を全国に広めました。

本校の校歌は川村理助先生の詩に合わせて変拍子が使われているそうです。

校歌を聞きたい方はこちらです。→ https://www.chofu.ed.jp/about/spirit/

中山晋平先生が描き出した「日本の心」。
どんな心を込めて歌うのでしょうか。中等部一年生の挑戦は続きます。

 

(中等部一年生学年付き 長峰)