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教科横断型授業:国語×美術×図書館 読書感想画を描いてみよう

中等部二年生の国語・美術・図書館の教科横断授業で、本年度も「読書感想画」に取り組みます。

 

読書感想画とは、本を読んだときに、浮かんだイメージや感想を「絵」で表現する、という取り組みです。

読書感想文は書いたことのある人が多いと思いますが、「絵」にするのははじめての生徒も多くいます。

昨年度から、本校は中等部二年生で取り組んでいます。

今年度の中等部二年生は、今週・来週で夏休み前最後の授業が行われていますが、その中で授業内容の説明と本選びを行いました。

 

まずは昨年度の中等部二年生の作品を皆で鑑賞しました。

いくつか作品をピックアップし、美術の教諭から本のどんな場面のどんなイメージが色や配置で表現されているのかを解説しました。

次に、ワークシートに沿ってイメージを固めてゆく作業の説明に入ります。

実際に国語の教諭が好きな本を読んでワークシートに記入したものを生徒たちに見せ、解説しました。

印象に残った場面や心に残ったセリフを挙げて行き、まずはイメージを文にしてみます。

そこから、絵にするにあたり、舞台となる場所はどこか、登場人物は誰か、どんな音がするか、感情は?色は?などと、具体的に紐解いてゆきます。

生徒たちは手元のワークシートと照らし合わせながら熱心に解説を聞いていました。

次に、図書館に移動して本選びを行いました。

候補の本がたくさん浮かぶ生徒も、本を読むのが苦手な生徒もいます。

本を読むことが苦手な生徒向けに、図書館司書教諭からはお勧めの本リストを配り、本を紹介するブックトークも行いました。

生徒たちは本を選び終わると席につき、本を読み解きながらワークシートを埋めてゆきました。

 

この続きは夏休み明けの美術の授業となります。

皆がどんな本でどんな作品を描くのか。とても楽しみです。

(美術科 長峰)