みんなで読むと楽しい! 読書会を開催しました
- 図書館教育

2/15(土)、本校主催でサークル読書会をおこないました。
これは、一冊の本を読み合って、他校の図書委員たちと感想や意見を話し合う会です。
40年以上続いている歴史があります。
今回は本校が主催したので、課題本を選ぶところから運営まで、3ヵ月以上かけてずっと準備をしてきました。
参加校は成城学校、國學院久我山高等学校、香蘭女学校中等部・高等部、
トキワ松学園中学校・高等学校、富士見中学校・高等学校、立教池袋高等学校でした。
今回の課題本は、高等部は『注文の多い注文書』小川洋子作(ちくま文庫)、中等部は『オツベルと象』宮沢賢治(全国学校図書館協議会)でした。
グループの班分けを発表したら、事前に配付された読書会のテーマにしたがって、話し合いはスタートです。
最初はぎこちない雰囲気もありましたが、時間が経つにつれ、どのグループの空気も盛り上がってきました。
(グループ内には学年の違う生徒はもちろん、男子校の生徒もいます)
中等部『オツベルと象』は、言葉の表現で一番印象的だったものを発表しあったり、登場人物の解釈を他の宮沢賢治作品から推測して話しはじめる生徒もいました。
(書記が、卓上ホワイトボード(ヌーボード)を用いてグループの意見を書きとめました)
高等部は、『注文の多い注文書』にキャッチコピーをつける企画で盛り上がりました。
(みんなが考えたキャッチコピーは現在図書館で展示中です)
参加した生徒からは、「ひとりの意見がきっかけで、話の流れが変わったところがおもしろかった」「『読書会のテーマがよく練られているね』と褒められてうれしかった」との声が聞かれました。
来年度もサークル読書会に参加します。1人で読むのも楽しいものですが、大勢で話し合いながら読むのも面白いことがあります。他者の意見を聞くことで、読書が深まることを実感したよい時間でした。
(司書 松井)
館内には、小川洋子、宮沢賢治コーナーを設置