学園ブログ

Empowerment Program

4日間に渡って行われてきた今年度の『エンパワーメント・プログラム』もいよいよ今日で最終日となった。本日のプログラムは、女性の権利についてのグループ・ディスカッション、米国とオンラインで結んだライブ講演会、そして、4日間のまとめとしてのファイナル・スピーチである。それら全てが英語で行われた。

特に生徒達が感銘を受けたのがライブ講演会だった。講演者は、学生時代に日本から米国へ留学し、卒業後、現地で、グラフィック・デザイナーとして経験を積み、その後、歯科医師を目指すことを決意し、米国で医師免許を取得し、現在は現地で歯科医師として活躍されている日本人女性だった。度重なる困難を乗り越えて自分の夢を実現させた講演者の実行力と強い意志は、生徒達にとって、この上ない刺激となったようだ。

この4日間を通じて、参加した全員が、自分の意見を表現することの大切さに気付き、間違いを恐れずに自主的に発言する姿勢を身に付けたようだ。全体への問いかけに次々に手を挙げて物おじせずに発言する生徒達の姿に、自信に満ちた頼もしさを覚えた。

最後のスピーチでは、全員が、このプログラムを通じて学んだことを自分の言葉で堂々と発表し、それぞれが、充実した思いを胸に、この4日間のプログラムを締めくくった。

将来の飛躍に向けて、今回の経験が生徒達に与えたものは決して少なくないだろう。何気ない毎日の学びが一つ一つ大切な意味を持つということを改めて知った生徒達の今後が、今、益々楽しみである。

(英語科 櫻井)