学園ブログ

マレーシア在住卒業生からの「精進講話」(中2,3)

12月16日(水)5限のHRで、中等部2年生、3年生を対象に、マレーシアで起業し、現地で活躍している卒業生の最首花織さんにズームを通して、精進講話をしていただきました。事前アンケートとして、今の悩みや聞きたいことを調査し、その結果を踏まえての講話でした。最首さんは、2008年度の卒業生で、通常5クラスのところ、生徒数が多く6クラスあった学年の在籍でした。その当時の様子も最初に紹介をして、講話が始まりました。

田園調布学園中等部・高等部での学習や部活動での経験に培われた学力や体力が基盤となり、最首さんの現在の活躍につながっていると聞いて生徒は印象深く感じたようです。また、最首さんの在学時のエピソードにも興味深く耳を傾けていました。

質疑応答の時間には多くの手が挙がり、身の回りの心配事や、卒業後の進路、将来への漠然とした不安に対してアドバイスをいただいていました。生徒は最首さんのお話を、目を輝かせて聞いていました。今回の講話で、生徒たちは田園調布学園での経験が将来どのように役立つか、深く考える良い機会を得ることができました。

講話後のアンケートでは、以下のようなコメントがありました。一人ひとりの心に「何か」が生まれたようです。

印象に残った言葉

「今は将来に向けて準備しているときだからやりたいことが見えなくても大丈夫」「今やりたいことがなくても今後それを見つけられる機会はあるから今やるべきことをする。」「会社もオフィスも家も何もない状態でマレーシアで会社を立ち上げることになった」「生徒会長や部長などを女子だけでやれているのが当たり前だと思っていたけれどすごく恵まれている環境ということ。」

 

講話を聴いて感じたこと、考えたこと

  • 「将来のことが今は何も想像できていないし、なんのために勉強しているのかわからないけれど、今はそんなに急いで将来したいことなどを決めようとしなくてもいいとおっしゃっていたので安心しました。」「今までは、学校で習っていることが本当に社会で必要なのかと思っていましたが、最首さんの講演を聞いて、どんなに苦手なものでもいつか役に立つ日が来ると思って頑張ろうと思いました。それから、自分を成長させるためには目標を高く持つことが大事だと思いました。」

 

今後実践したいこと

  • 「どうしてできたのか、できなかったのか、何事も理由を考えて振り返りたいです。」「積極的にやってみたいことがあったら調べたりすることで、いましている経験や勉強がどのように役立つのか、どんな意味があるのかを知ることで将来がより自分のなりたい姿になれるようにしたいなと思いました。」「これでいっか、、と思ったとしても、少しでも納得いかないところとか引っかかるところがあったら、自分が本当に納得いくまでやり抜こうと思いました。」

 

(田中・久留宮・兼子)