経験は宝もの 土曜プログラム~マイプログラムを終えて~
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土曜プログラム(マイプログラム)が終わりました。
全部で8回あったはずだったのですがコロナ禍のため今年度は3回のみの実施になってしまいました。
それでも、時間を有効に使い、土曜プログラムを十分楽しみました。
生徒は190以上の講座から自分の興味関心により自由に講座を選び、自分で時間割を作れる日です。
今日は最終回ですので、生徒が作ったものを披露したり、発表会を開いたりする講座が多くありました。
その中から紹介します。
こちらは、カリグラフィーの講座。
1年の集大成として、今日はクリスマスカードを思い思いに作成しました。
同じカードは1枚もありません。「よくこんなに成長したものです。」と講師も嬉しそうでした。
受講した高等部2年生はこのように言っていました。
「私はことし初めて受講しました。シャーペンだとどの向きにペンを動かしても書けるけれど、このカリグラフィー専用ペンは違います。
まず斜め45度に傾けてペンを持たなくてはいけないし、腕を引く方向にしか描けません。そこが難しかったですね。
でも2,3回続けるうちに慣れてきました。自分が思ったように描けたときはとてもうれしいですね。」
自分だけの特別な1枚が作れるということは魅力です。
今日はクリスマスカードを一人ずつ作ってお互いに見せあいました。
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さて、一つだけ声が響いてこない教室がありました。
そこは、中等部2年生以上が受講できる「音のない世界へ」講座でした。
聾の方と手話通訳の方から直接手話を習います。最終回の今日は、名前、趣味、将来の夢など一人ずつ前に出て「はなして」いました。
手話では、表情やジェスチャーも重要な言葉の要素です。
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さて、次の紹介は「ヴォイストレーニング」講座です。まとめの発表会を1階のプラザで行いました。
講師は、卒業生でもあるプロの声楽家 栗原愛子さんです。
生徒たちは歌声をプラザ中に響かせました。1時間目と2時間目の休憩時間ともあって、廊下を
通りかかった人たちはみな足を止めて聞いていました。
本校のプラザは吹き抜けなので、まるでコンサートホールのような校舎の作りになっています。
2階や3階からもよく見えますし、音も大きく響きます。
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そのほか、日本舞踊と筝曲(初心者・経験者)の発表会もあり、保護者も見学しました。
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語学の講座では英語をはじめ8か国語が学べます。
ちょうどイタリア語講座では、数字の読み方を取り入れたゲームの真っ最中。
生徒は、1.2.3.はもちろん100.200.1000だって伝えられます。
これでエレベータの中でも困らないし、テストも100点です。
みんな興味があって受講している人たちばかりなので、他学年の人たちとも自然に交流がすすみます。
これも土曜プログラムの特長の一つです。
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プログラミングを通して「想像の世界と考え方を学ぼう」講座でも、卒業生が講師です。
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「いのちをつなぐ遺伝の話」講座では、興味を持つ中高生が、遺伝子のことを習っていました。
普段の授業では知ることのできない分野にもふれることができました。高2・3対象の受験講座も充実しています。
短い受講時間でも、ぎゅっとつまった経験ができた土曜プログラムでした。
今日は国立新美術館や都立美術館(ゴッホ展をみて対話型鑑賞をします)
また、動物園、二カ領用水へのフィールドワークなどに行った外部講座もたくさんありました。
アイシングクッキーをつくる料理講座も調理室でおこなわれました。
手を動かし、見聞したこと、食べたこと、体験したことは人間なかなか忘れません。これらの五感をつかった体験は何年たっても生徒たちの宝ものになるでしょう。
再来週からは学年ごとのコアプログラムがスタートします。そちらも楽しみにしていてください。
(担当 二井)