学園ブログ

高等部2年 土曜プログラム(コア➄)「小論文の芽」

高等部2年生では、土曜プログラム(コアプログラム)で小論文の講座を行っています。

まずは、前回の講座で書いた論文答案が、添削を経て返却されました。評価基準が示され、自己チェックを行うことで自分の答案のよかった点や改善点を確認することができます。その後、論文問題のテーマと関連した新聞記事を読むことで知識も深めました。

本日のメインテーマは「統計資料の推理」。これまでの講座で学習した因果推論の基礎力を活かし、複数の図表や統計資料から読み取れることを整理します。続いてそれについての会話文を読解。今回、『少年非行に関する世論調査』(内閣府)と『警察白書』では、「少年非行」という語の指す範囲・定義が異なり、それによって意識と実態に乖離があるということが読み取れました。加えて、意識と実態に乖離がある理由について自分で複数の仮説を立てました。

そして、「体感治安」や少年法に関する記事を読んだのちに大学入試の過去問に挑戦です。

説得力のある論文答案には、適切な要因分析や対策提言の妥当性、論旨の一貫性などさまざまな要素が必要です。書く力は一朝一夕には身につきませんが、継続的なプログラムの実施により力を伸ばしている生徒が多いです。次回のコアプログラムではこれまでの学習を活かして小論文校内模試に挑みます。

(高2コアプログラム[小論文]コーディネーター:橋本)