学園ブログ

「21世紀の学校探究プログラム」で清水校長が講演

2月20日(日)、早稲田大学教育会主催「21世紀の学校探究プログラム~これからの公教育のあり方について考える」(https://waseda-kyouikukai-202202.jimdosite.com/)の第2部シンポジウム(Zoom開催)で校長の清水豊が講演をしました。特色ある「新しい学校」として、本校が選ばれ、その3校の代表者と、早稲田大学の2名の教授によるシンポジウムです。

このプログラムは、以下の2部で予定されましたが、第1部の学校訪問フィールドワークは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となり、第2部のシンポジウムのみが行われました。

第1部 学校訪問フィールドワーク(学校の概要説明と学校、授業見学)

田園調布学園を選択した場合

・物理・数学教科横断授業「数学的視点と物理的視点から見たフェルマー点」

・英語(CLIL)     「Biodiversity(生物多様性)」

第2部オンラインシンポジウム

・藤井 千春 氏(早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授)

・三尾 忠男 氏(早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授)

・堀江 由香里 氏(東京コミュニティスクール 理事長)

・清水 豊 氏(田園調布学園中等部・高等部 学校長)

・谷口 祐人 氏(Loohcs株式会社 取締役)

形態の異なる様々なタイプの学校のトップが、まずは自身のこと、それぞれの学校でどういう生徒を育てたいのか、どういうことを大切にしているのか、特徴的な教育活動、なぜそのような活動を行うのか、などを話し、さらに教育に携わる者としての個人の教育観も語りました。

 

清水校長は、本校の取り組みについて、来年度からの新カリキュラム、「探究」、教科横断型授業、土曜プログラム等を紹介しました。なぜ「探究」をするのかについては、どんな社会であっても必要な土台は、クリティカル・シンキングにあると考えており、複眼的にものを考えること、自分と向き合うことが大切であり、それを身につけるために、探究を行い、これを各教科にも広げていきたいと語っていました。

 

タイプの違う学校ではありますが、不確定要素の多いこれからの時代、教育の場で求められるものに対する考えは、共通するものがあるようです。

早稲田大学の教育・総合科学学術院 教授の藤井先生、三尾先生からは、それぞれ教育哲学、教育工学の観点からの講演がありました。

 

講演の後には、チャットに入れた内容での質疑応答もあり、清水校長も質問に対応していました。

(教頭 兼子)