学園ブログ

CLIL “Golden Ratio”(英語×数学)

黄金比・白銀比を題材に、英語と数学の横断授業を中等部2年生で行いました。はじめに毎月1度オスとメスのペアを産む特別なウサギを題材にし、数か月後にはウサギのペアがいくつになっているかという問題を英語で出しました。生徒は一生懸命英語を聞き取り、友人と考え、答えを導き出していました。そしてそこから「前の2つの数字の和」という法則性を見つけ、その数列のことをフィボナッチ数列ということを学びました。自然界にもフィボナッチ数列はたくさん隠れており、例えば松ぼっくりの螺旋の数は時計回りでは8、反時計回りでは13になっており、フィボナッチ数になっています。

英語でフィボナッチ数の導入を終え、数学にバトンタッチ。

数学では正五角形の中にある相似な三角形の辺の比に注目します。代数の授業で習った解の公式を使って三角形の辺の比を求めると、フィボナッチ数列の隣り合う数字の比と近似していることが分かります。正五角形の中にフィボナッチ数列が隠れていること、そしてその相似な三角形の辺の比こそが黄金比であることを学びました。この黄金比は自然界や芸術作品などさまざまものに隠れています。授業の最後に、実際に黄金比が使われている建造物やキャラクターを紹介しました。本校のマスコット「なでりん」にも黄金比や白銀比が隠れていることに、生徒は驚いていました。

(英語科 長谷井 数学科 小松)