学園ブログ

高等部2年九州学習体験旅行 第2日目を終えて

九州学習体験旅行は2日目を迎えました。美味しい朝食をたくさん頂いた後はバスで鹿児島市内の仙巌園に移動し、桜島の絶景を眺めながら世界遺産である島津家の別荘を見学しました。ガイドさんのお話を聞きながら見学することで、建物の特徴や海外からの影響を受けた文化の変遷を知ることができ、歴史的見解を深めることができました。また庭園内の自然の豊かさに触れ、時代を卓越した自然の雄大さを感じました。午前中の班別自主研修では、それぞれの班が事前に計画した研修ルートを楽しみました。黎明館では、以前日本史の授業で学んだ西郷隆盛や大久保利通などの人物像についてより深く知ることができました。その他にも鹿児島名物しろくまアイスを食べるなど、充実した研修をすることができました。

午後の講演は、水俣病患者のご家族の杉本肇さんと、水俣病患者の診察を続けた医師の緒方俊一郎さんからの二部構成となりました。ご家族の方のお話を聞き当時の水俣病患者やご家族に対しての差別、家族の辛さ、両親が発症したことにより家計を支えなければならない苦労などを聞くことができました。医師の方のお話では水俣病患者を診察するにあたっての強い意志や、水俣病の診断書を書く思いを理解することができました。本日の宿泊先「海と夕やけ」は前面に海が広がり、東京では見ることができない景色を見ることができました。残りの4日間の行程も田園調布学園生としての自覚を持ってメリハリのある生活し、最高の思い出を作りたいと思います。(学習体験旅行委員)