学園ブログ

大学の学びを知る 中3・高1特別講義をおこないました

昨日の5時間目は、特別講義でした。
これは高大連携プログラムの一つです。本校では進路・キャリア教育のなかで生徒一人ひとりが自分の進路について目標を確立していけるようさまざまな支援をしています。
中等部3年生と高等部1年生は、自分が興味ある学科の講義を聴いて、さまざまな「学問」の入口を知りました。

23の大学から先生方をお招きしました。

分野は、臨床心理学や人文学、比較・国際教育学、政治・経済学、リベラルアーツ、情報統計学、応用物理学、デザインなど多岐にわたりました。

生徒は、さまざまなジャンルの「学問」の一端を知り、これからの大学での学びにますます意欲を持ったようです。

デザインの先生からは、「エモーショナルデザインとは?」という切り口でお話をいただきました。emotionとは、情緒、感情、感動を言いますが、心理学では情動というそうです。また、「感情」と「感性」の違いや感情のもととなる「感覚」の一端も知ることができました。
さて、近年「エモい」という表現をよく使いますね。みなさんはどうですか?
就職活動などにおいて、面談で企業が見るのは、その人の「エモーショナルインテリジェンス」だそうです。


これからの生活で生徒たちに大事にしてほしいこととして、大学の先生からは次のようなアドバイスがありました。たとえば、単に「エモい」とだけ言うのではなく、どのように、何が、どの程度自分にとって心が動かされたのかを具体的に言葉であらわすこと。そして、エモーショナルインテリジェンスを鍛える方法として、周りの人(特に年上の方たち)とたくさん会話をすることを推されました。そうすると、言い方・言い回しを会話で自然に学べるそうです。普段同じ年代の人たちとだけ話しがちな生徒たちも、顔を見合わせて「なるほど、ふんふん」とうなずいていました。普段の生活でも意識すると、将来につながる発見がありそうです。


わずか50分でしたが、生徒は進路を考えるための貴重な機会を得ました。

来校された先生方のご著書も図書館で貸出できます。さらに知りたくなったらどうぞ。

図書館蔵書検索からも「ブックリスト」から書名などが閲覧できます。

https://www.lib-finder.net/chofugakuen/booklist_books?theme_id=106&page_booklist=1

(ブログ担当 二井)