学園ブログ

土曜プログラムいよいよ7回目

本日は、土曜プログラムの今年度第7回目でした。

「インターネットでプチ国際人になろう」という講座では、中等部1年生から高等部1年生までの約20人が真剣に耳を傾けていました。企業で働いていた講師が、自身が働くなかで感じた「日本人と欧米人の違い」を中心に、真の国際人とはどういうものかご自身の考えを語ってくださいました。将来海外でも働いてみたいと希望をもつ生徒が多く受講しました。

講師は、英語はやはり大切、と話されました。そしてかつて出会った、在日イギリス大使館公認通訳をされていた方のことを例になぜ英語が上手だったのかを次のように語られました。その方の英語は、とても1文が短く、構文は短いものの、聞いていて驚くほどわかりやすい発音だったそうです。

英語をどうやって身につけるか、という点では、読み・書き・ヒアリング・スピーキングがやはりオールラウンドに大事だとのこと。これらは現在のインターネット時代でももちろん必要。その練習方法として、FENを聴く(ラジオの810kHzかアプリがおすすめ)、対訳の本・英字新聞を読む、英語で話すことを推奨されました。赤ちゃんの時にみなさんが自然に日本語を習ってきたように、使うこと、とにかく話すこと、教科書を音読すること(黙読よりも声に出すこと)と、強調されました。

 

「いのちをつなぐ遺伝の話(遺伝と病気)」の講座では、遺伝のしくみをわかりやすく学びました。講師は、卒業生でもある大学の先生方のお二人です。生徒に聞くと「授業では普段やらないような教え方でおもしろかったです」との声が。染色体に見立てたロープをもとに、特徴がどのように子どもに遺伝していくかを知りました。4人ずつのグループになり、宇宙人がひとりうまれるまでの道筋をワークショップ形式でたどりました。最後は、生まれてくる子どもが、どのような髪の毛の色や目の色の特徴があるか等をイラストで描き、架空の名前をつけて「どんな子に育ってほしいか」まで発表しました。

講師は「この世に生まれてきた自分という存在も、このように父親と母親の遺伝を受け継ぎながら、奇跡のように生まれてきたことを感じてほしい。障がいや病気をもって生まれることもあります。今ここにいる自分という存在が、こうして生まれ出てきた、唯一のものだと体感してほしいのです」と話されていました。

年間通じて8回ある土曜プログラムは、次回(11/26)が最終回です。三味線や筝曲(山田流)、日本舞踊などは、まとめの発表会も予定されています。保護者の方や仲間たちにも披露する場をもちます。最後まで、楽しみながら経験を積み重ねてほしいと願っています。

(土曜プログラム担当 二井)