高等部1年 一日校外学習「東京を別の視点から考える」
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高等部1年生の一日校外学習は、「東京を別の視点から考える」というテーマのもと、東京都墨田区の横網町公園にある東京都慰霊堂、復興記念館を訪れました。
今年2023年は、関東大震災から100年、東京大空襲から78年、東日本大震災から12年。
職員の方のお話を聴き、当時の人々、東京のようすに想いを巡らせました。
「天災」と「人災」それぞれについてあらためて考える契機を得た生徒たち。
復興記念館ではさまざまな展示物を見る中で震災の脅威を肌で感じ取りました。
大震災後にフェイクニュースが蔓延った話を聴くと、現代を生きる人々・自分たちと当時を引きつけ、人間の内実について考えることができました。
「震災、戦争でご先祖の皆様が生き延びることができたからこそ、今自分たちがここにいる」
普段自分たちが生活する地である東京に対して、その歴史的変遷を学ぶことで新たな視点を得られたことでしょう。
昼には、両国駅周辺でちゃんこ鍋をいただきました。
雨の中を歩き、本物の土俵を前にして食べる鶏ちゃんこは格別の味わいです。
今を生きる自分たちにできることは何か、どう生き抜くべきか。
神田川・日本橋川・小名木川などを船で巡る船上研修は荒天につき中止となってしまいましたが、短い時間の中できわめて重要な視座を獲得しました。
後日、東京大空襲を経験された方のご講演を聴き、事後学習を行って学びを深めます。
(高等部1年担任 橋本)