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高大連携プログラム「人文系の学びを知る」(早稲田大学)

7月1日(土)午後、早稲田大学 文学学術院教授の和田 拓磨先生をお招きして、高大連携プログラム「人文系の学びを知る」を開催しました。高等部1年の生徒44名が参加しました。

前半は、和田先生が「人文学」という学問の特徴や、早稲田大学の人文系2学部「ワセ文」の特色について、お話してくださいました。お話によれば、「人文学」とは「思想や歴史、文化等を通じて「人間とは何か」ということを様々な方法で追究する学問」です。早稲田大学には文学部と文化構想学部の2学部がありますが、文化構想学部は「つくる」学部ーさまざまな視点をあわせて、新たな問題を見つけ、解決していくことを中心に学ぶ学部ーであるのに対して。文学部は「極める」学部ー専門的なテーマを掘り下げて、知の本質を探究する学部ーであるという違いがあるそうです。ただ、どちらの学部へ入学しても、両学部から自由に受講できる「ブリッジ」科目が1000以上もあるので、多様な興味関心を持つ学生がともに学び、刺激しあえる環境が整えられているということでした。約48万冊の蔵書がある戸山図書館も、充実した研究活動ができそうで、とても魅力的でした。

後半には、早稲田大学文化構想学部・文学部へ進学した本校卒業生2名がお話をしてくれました。「人文系学部で学ぶことで、人間の多様性・異文化理解について広い視野を持って学ぶことができる」といった話や、「高校時代に学習した世界史や英語が役立っている」というアドバイスもありました。高校で学習していることの先にある学びの深さや広がりがよく理解できたのではないかと思います。(進路支援部)