中3オーストラリア・ホームステイ【4日目】
- 英語を活かすプログラム
- 国際交流・海外研修

待望の週末。
でも、明け方までのミストのような小雨のせいで、少し肌寒い朝です。
今日は、皆が楽しみにしていた遠足の日です。
生徒たちは、思い思いの私服で、学校の入り口付近までホスト・ファミリーの車で送られて集合です。
本日のために、スクール・バディーの生徒たちも駆けつけてくれました。
彼女らの中には、都合で参加出来ない人たちもいて、今日だけの応援バディーもかけつけてくれました。
皆、ワクワクしている様子で、バスが来るのを待ちました。
今日の目的地は、’キュランダ’です。
ここは、ケアンズの中心から北西へ約25km、世界遺産に登録されている熱帯雨林に囲まれた小さな村。
’キュランダ’とは、アボリジニの言葉で、「熱帯雨林の村」を意味し、かつて、彼らが、自然と共存しながら暮らしていました。
イギリス入植後の19世紀には、鉱山の町として栄え、1960年代に、ヒッピーやアーティストが好んで住んでいたというだけあって、今も、街の至る所に、アーティスティックな雰囲気が漂っているところです。
最初に、その中にある「レインフォレステーション・ネイチャー・パーク」を、私たちは訪れました。
これまで数多くの観光賞を受賞した熱帯雨林のテーマ・パークです。
アボリジニの文化を体験したり、熱帯雨林やオーストラリアに住む動物たちと触れ合える施設です。
先ず、生徒たちは「アーミー・ダック熱帯雨林ツアー」に参加しました。
到着すると、雨はやみ、目の前には熱帯雨林が広がっていました。
普段、なかなか乗る機会の無い第二次世界大戦時の水陸両用車で、熱帯雨林の中の珍しい動植物を見学しながら進みます。
大きく揺れる水陸両用車が陸上から川の中へと入る瞬間はスリル満点です。
川に入る瞬間、バスがボートに変身!
川に入っていく際には、皆、緊張の面持ちで、無事に着水した際には歓声が上がりました。
次に訪れたエリアが「コアラ&ワイルド・ライフ・パーク」です。
ここでは、カンガルー、ディンゴ、タスマニア・デビル、巨大ワニや恐竜のような足をしたヒクイドリに加えて、この周辺にしか生息しないラムホルツ・キノボリカンガルーも見られます。
動物たちとたくさんの写真を撮ったり、4種類のカンガルーやワラビーたちには、撫でてあげたりエサをあげることもできました。
最後に体験したのが「パマギリ・アボリジニ文化体験」です。
先ず、先住民族アボリジニの一種族パマギリ族が奏でる民族楽器ディジュリドゥとクラップ・スティックの音色に合わせて踊るダンス・ショーを見学しました。
ショーの後半には、生徒と教員数人もステージ上で独特のダンスを体験し、客席も大盛り上がり。
ショーの後は、ヤリ投げやディジュリドゥのデモンストレーションを楽しむと共に、一人一人、ブーメラン投げも初体験。
皆、大満足です。
ショッピング・ストリートまでバスで移動後、持参したホスト・ファミリーのお手製のお弁当をテラスで頂きました。
ランチの後は、散策と待ちに待ったショッピングに“Let’s go!”
買い物の英語はもう大丈夫。
皆、普通にバディーたちと英語で買い物を楽しんでいます。
それぞれが買ったお土産を持って集合場所に笑顔で戻って来た後、集合写真を撮ってバスに乗り込みました。
帰りのバスはすっかり静か。
お休みモードの人が多かったです。
その様子から、誰もがたくさんの思い出を作ることが出来た楽しい1日だったことが分かります。
さて、いよいよ、明後日から、2週目の学校生活が始まります。
最後の1週間、様々なことにさらに積極的にチャレンジしてほしいものです。
ラストへと向かう彼女たちのさらなる化学変化が楽しみです。
(引率 櫻井・長峰)