学園ブログ

「ナガサキの郵便配達」朗読をしました

11月23日(祝)に中・高等部生4人が「ナガサキの郵便配達」朗読・演奏会に参加しました。

これは「ナガサキの郵便配達」の原作者ピーター・タウンゼントさんの誕生日11月22日に毎年開催してきたイベントです。この本は、16歳の時に郵便配達の途中で被爆し、生死を彷徨いながらも一命をとりとめ、平和運動に一生を捧げた故谷口稜曄(たにぐちすみてる)さんの壮絶な被爆人生を通じて原爆の脅威と戦争の虚しさを描いたドキュメンタリーです。

今回は、全国上映された映画「長崎の郵便配達」の上映と、オリジナル楽曲「ナガサキ組曲」(佐藤洋平さん作曲)にあわせて朗読をおこないました。

朗読スクリプトの元になっているのは、ピーター・タウンゼントさんの著作です。

https://www.tponp.com/product-page/%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%81%AE%E9%83%B5%E4%BE%BF%E9%85%8D%E9%81%94-the-postman-of-nagasaki

演奏は、組曲を作曲されたギタリストの佐藤洋平さんと、ピアニストの春日摩子さんでした。約40人、集まった方たちで映画を鑑賞した後、思いのこもったギターとピアノの演奏と朗読を聴くひとときをもちました。今年は手話通訳の方もこられ、聾の方も一緒に鑑賞できたのもうれしいことでした。

本校の生徒が参加するのは、今年で2回目です。

中には去年に引き続き参加した高校2年生もおり、ますます気持ちのこもったすばらしい朗読を披露しました。

今年ははじめて中等部2年生と高等部1年生も一緒におこないました。

朗読のスクリプトは、各々、書き込みでいっぱいです。

会場はブック・カフェでした。店内には11時2分で止まった時計があります。原爆投下のあの瞬間を指しています。https://www.espacebiblio.jp/?p=8418

会場には、写真家の大石芳野さんもいらっしゃいました。「若い人が知ることが何よりも大事」という言葉が心に残りました。戦火が続く今、平和を祈る気持ちを強くしました。

(担当 二井)