学園ブログ

カナダホームステイ2026 7日目

カナダホームステイ7日目の朝は賑やかにスタートしました。ホストファミリーの送迎の車を降り、友人や先生にどんな休日を過ごしたかを話し大盛り上がり。

水遊びを楽しむ人で賑わう大きな湖を訪れたり、ブルーベリー狩りをしたり、BBQやショッピングモールでの買い物を楽しんだりと、生徒たちはカナダならではの様々な体験ができたようです。教会に連れて行ってもらった生徒は、想像していた教会の雰囲気とは大きく異なり、様々な形があることに驚いていました。ホストファミリーの親戚の皆さんと夕食をとった家庭もあり、まさに家族の一員のように受け入れてもらっている様子が伺えました。

今日はカナダが誇る世界最高峰の大学、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)を訪れました。私たちが滞在するチリワックからバンクーバーまでは約100kmの道のり。2時間超の長距離ドライブとなりましたが、週末の思い出の写真を見せ合い、楽しみながら目的地へ向かいました。

到着後、キャンパスを案内してくれるUBCの学生と顔合わせをし、自己紹介を行いました。さらに、大学で学んでいること、UBCへ進学を決めた理由などについて質問し、交流を深めました。カナダは世界で初めて「多文化主義」を国策として掲げた国であり、多様な価値観が共生する社会を築いています。その象徴ともいえるUBCには、世界約155か国から多様なバックグラウンドをもつ学生が集まっています。今回、生徒たちのために時間を割いてくれた学生の皆さんも、出身国やUBCで学ぶ理由は千差万別です。

       

交流の後は、学生の皆さんにキャンパスツアーをしてもらいました。UBCは東京ドーム86個分ともいわれる広大な敷地を有し、充実した研究施設や図書館はもちろん、学内にはスーパーやカフェ、さらには映画館や美術館まで揃っています。また、キャンパス内にはこの土地の先住民であるマスケアム(Musqueam)族から寄贈された美しいトーテムポールや、太平洋を見下ろすローズガーデンなどがあり、歴史と自然が調和した空間に生徒たちも見入っていました。キャンパス内を歩いているとリスに遭遇し、生徒たちは大喜び。しかし、UBCの学生によると、リスとの遭遇は日常の光景だそうです。

      

昼食はThe Nestと呼ばれる学生会館でとりました。建物の中央に浮かぶ巨大な木製の「巣」のような構造が印象的なこの施設は、自然採光や環境に優しい換気システムなど、持続可能な建築技術を駆使し作られています。開放的な吹抜けのフリースペースで、ゆったりとした時間を過ごしました。

   

昼食後はUBC bookstore(bookstore)でお土産を買いました。キーホルダーやステッカー、パーカーなどのUBCグッズを買った生徒もいます。

午後は、日本からUBCへ進学し、今年5月に卒業された方による特別セッションを行いました。交換留学ではなく正規留学をして4年間UBCで学び、都市森林学を専攻し学位を取得されました。高校時代のオーストラリアでの長期留学の際には、言語の壁に悩みながらも自らボランティアに参加して多くの人と英語で交流する機会を積極的に増やしたことで、自信へと繋がったというお話もしていただきました。また、留学中の孤独感や悩みを抱えながら生活する中で散歩中に植物に癒された経験から、人と植物を繋ぐ研究がしたいと感じたことが今の学問に繋がったことなど、様々なエピソードを交えながら、興味を追求する大切さを教えてくださいました。
「知らないことがあって当たり前。どんどん質問して行動しよう。」というメッセージは、生徒たちの背中を優しく押してくれました。「うまくいかないことがあっても必ず解決策はあります。」というアドバイスも、生徒の心に響いたことと思います。

質疑応答の時間には、「長期留学中のボランティアについて詳しく知りたい」「都市森林学はどのようなものなのか具体的に教えてほしい」「自身が学んできたことを、これから仕事などにどのように活かしていくのか」など意欲的に質問する姿が見られました。また、講義終了後、自ら質問をしにいき、その会話の中で自分の夢を話す生徒もおり、励ましの言葉をいただきました。

 

中等部3年生という、進路や将来について考え始める時期に、世界レベルの大学の雰囲気を肌で感じ、自分たちと近い境遇から世界へ羽ばたいた先輩の話を聞けたことは、これからの進路選択や生き方を考えるうえで大きな糧となったはずです。アドバイスにもあったように、さまざまなことに果敢に挑戦し、広い視野をもって自分の可能性を切り拓いてほしいと思います。

 

最後に、生徒が書いた日誌の一部を紹介します。先ほどご紹介したように、それぞれが様々な経験をし、ホストファミリーと充実した時間を過ごしたようです。

・We went to church in the morning.  I went there for the first time.  It was very difficult for me, but I sang praise songs.  After church, we went to a movie theater and watched “Toy Story 5.”  I was impressed.  Then we went shopping.  I want to go there again. (S.A.)

・I was glad to talk with my host mother’s sister.  She has been to Japan before, and she showed me many pictures.  While everyone was swimming in the lake, I was bored.  But I was talking with my host sister’s cousin.  Today, it was too hot, so I was very tired. (K.O.)

・I went to the beach today.  I was looking forward to going to the beach, so I was very excited.  I did canoeing.  I paddled it with my host mother and enjoyed it.  I ate egg sandwiches and fresh fruits at the beach.  I went for a walk around the lake and went home.  The view was very pretty.  It was my most memorable day. (R.K.)

・I did a BBQ with my host family.  I ate delicious food and talked with them a lot.  It was so fun.  And I did origami with my host sister.  I realized that telling someone how to fold origami in English is so difficult. (H.Y.)

・I talked about Japanese and Canadian school life, my favorite food, and my family with my host mother.  I was afraid of speaking English at first, but now I want to speak English more.  It’s because my host mother said, “Your English is good.” (H.A.)

また、スタディセンターでの授業内容を記録する欄には、次のようなことを書いている生徒もいました。

I noticed that it is so exciting to talk with foreign people. I want to talk with other buddies, too!

最初は緊張の連続だったと思いますが、こちらで過ごす中で、英語を使って人と交流することの楽しさを実感し始めているようです。

そして、今日UBCからチリワックへ戻る際には、渋滞の影響で到着が30分ほど遅れてしまいました。その際、車内からは「ホストマザーが心配しているかも…」という声も聞こえてきました。ホストファミリーを思いやり心配する気持ちが自然に生まれている様子から、まるで家族の一員のような関係性が築かれていることを感じました。生徒たちがホームステイプログラムに参加したからこその学びや経験を得ていることを、私たちもとても嬉しく思いました。

プログラムも折り返し地点を迎えました。残りの期間も悔いのないよう、失敗を恐れず、まずはやってみるという気持ちを大切に、挑戦し続けてほしいと思います。

(引率 笹川・西川)