学園ブログ

中等部3年生 学習体験旅行 四日目

今日は、班ごとに分かれた自主研修として、京都の町をまわりました。それぞれの班で向かう場所、交通手段や時間を決め、その計画どおりに観光地をめぐりました。班員たちが自分で考えたルートだったので、それぞれ思い思いの京都を満喫できたと思います。

私の班の行程の中では、東福寺が印象に残っています。ここでは、お寺としては一風変わったデザインの庭や草木が、長い歴史の中に溶け込んでおり、秋の美しい紅葉によくなじんでいました。実際に行ってみると、事前に調べた時のイメージよりも広く感じたり、景色や空気も含めて体で雰囲気を感じることができたりなど、新たな気づきがいくつもありました。

二条城では、有名な鴬張りを実際に歩き、体験しました。この独特の音を聞きながら歩いた時、昔の人も同じようにここを歩き、足の下に木の冷たさを感じたのだろうという思いに、歴史の長さを肌で感じることができました。またこの音は、ただ床の軋みが聞こえているのではなく、わざと足音が聞こえるようにすることで誰かが歩いていることがわかるようになっている、ということを知りました。知識の面で文化を知り、また昔の人と同じ視点から見ることで、更なる発見ができたと思います。

その他のグループも、それぞれの班員で協力し、機械などに頼らず地図や標識を頼りに目的地にたどり着くことを目指しました。自分たちの興味に沿って歴史や文化を学び、知らない土地で集団で行動することを通して、少し成長できたように思います。

明日は最終日です。今回の旅行で学んできた数々のことを活かしながら、たくさんのことを学び、良い思い出となるようにしたいと思います。(中等部三年生 学習体験旅行 記録・研究係)