学園ブログ

お家に届く本~図書館から郵送貸出をしました

休校中も生徒のみなさんに本に親しんでほしい。その願いを形にしました。

公共図書館も閉館が続く今,読みたい本を自宅配送を企画。
先着50名ですが希望者には、学校図書館から郵送で貸し出しをしました。
5月1日に全校生徒にオンラインで呼びかけたところ,5日間であっという間に希望が集まりました。

1人1冊貸出しました。申し込みの時は第2希望まで書いてもらいました。そうすると,人気のある本に希望が重複した場合にもかならずひとり1冊は貸出ができるようになりました。

←電車通学時に最適。文庫本ばかりあるコーナー

本校図書館には,約3万6千冊の蔵書があり生徒,教職員,保護者が利用できます。
楽しみのための読書だけではなく,生徒がレポートを書いたり,研究したりするうえで必要な文献,
教職員が授業研究で必要な書籍や雑誌類もそろえています。
学校が休校して以来,休館して貸出も停止していました。
が,家にいても図書館の本を読みたいと思っている生徒が多いだろうとずっと想像していました。
実際「休校になる前にもっと借りておけばよかった」という声もききました。
また,休校中に各教科から出る課題に対しても「何を使って調べればいいの?」という不安があるかもしれないとも考えました。「まさかこんなに長く休校になると思わなかったので,課題が出たときに調べる術がない……」というように。
そこで,郵送貸出と有料データベースの自宅利用の整備をしたのです。

データベースは,本校が契約しているジャパンナレッジやポプラディアネット,朝日けんさくくん等です。
これらは普段は校内のパソコンからしか利用できませんが,自宅からもアクセスできるように各社に手配して実現してもらいました。
おかげで家にいながらにして生徒は何冊もの百科事典を利用でき,新聞の検索も自由自在にできるようになりました。
学習に生かせるデータベースの自宅利用は大変ありがたいものです。

また,同時に,「こんな時だからこそ読んでもらいたい本」と題して,
教職員から生徒に向けておすすめ本リストも作成しました。このリストも各家庭に配信しました。
このリストから探して,読みたい本を探した人もたくさんいます。
また,この機会に長編小説にチャレンジしている高校生もいます。

また,電子書籍情報も図書館からお知らせしました。
STAY HOME 配信サービス特集訂正版★★★
家にいても本は世界を広げてくれます。
「今できること,本を読むこと,そこから世界にふれること。」をモットーに
休校中も図書館からアピールを続けています。
本校の図書館の蔵書検索は,外部からもアクセスできます。
ためしにどんなものか開いてみて下さい。(この蔵書検索も,休校期間中は24時間アクセスできます)http://www.lib-eye-light.net/den-en/

今は実際には図書館に来ることはできませんが,本校の図書館はこんな風景です。


教科とタイアップしていろいろな本を展示しています。
授業に合わせて,その日の展示が変わるコーナーがあります。

これは卒業式にむけて特設した「小説にえがかれた卒業」コーナー。
なぜか,本もソーシャルディスタンスをとっているように見えます。

書架のあいだを歩くと,あれ?

本校の図書館。440「天文学・宇宙科学」の書架の一角で本を支える人がいます。

今は実際には,足を運べない図書館ですが,館内のようすを少しご紹介しました。

早くみなさんと間近で会える日がくることを祈っています。

本たちもみなさんに手に取ってもらうことを待っているようです。
郵送貸出についてはFacebookでも紹介しています。https://ja-jp.facebook.com/pages/category/High-School/田園調布学園中等部高等部-871735312872886/

読書新聞「MORGEN」2020年2月号に本校が掲載されました。morgen田園調布学園

「MORGEN」(モルゲン)についてはこちらhttp://yugyosha.web.fc2.com/

(図書館 二井)